【オーストラリアドラマ】パイン・ギャップ 諜報機関実録

【オーストラリアドラマ】パイン・ギャップ 諜報機関実録

オーストラリアのドラマで、オーストラリア北部の「ノーザンテリトリー」にあるオーストラリアとアメリカの軍事施設「パインギャップ」を部隊にした国際諜報系ドラマです。連続ドラマで6話構成でNetflixで放送されました。

オーストラリアは何十回と行きましたが、こんなところにアメリカとの軍事施設があることを知りませんでしたし、ドラマの中ではさらにここに近年世界中で問題を起こしている中国が絡んでくる。オーストラリアでは中国の脅威というのは以前からあって、現実世界でも大きなニュースになっていますよね。それがドラマでバチバチにやってるから面白い。

ドラマの中ではパインギャップとそこて働く人たちの洗練された生活も見られて面白いです。あらすじやネタバレも少しあると思いますが、パインギャップを見て思ったことを書いていきます。

パインギャップとは


パインギャップはウルル、旧名エアーズックがあるノーザンテリトリーにあるオーストラリアとアメリカの共同軍事施設だそうです。

1970年に「共同宇宙防衛研究施設」として運用が開始。400人のアメリカ人家族が移住、現在は1000人以上がパインギャップ関連のアメリカ人がこのエリアに住んでいると考えられています。ドラマの中でもパインギャップで働くアメリカ人とその家族の描写が出てきますが、パイギャップがあることでこの周辺の経済は潤っているのは間違いないらしいです。

パインギャップに参加しているアメリカ側は米国中央情報局(CIA)、米国国家安全保障局(NSA)、米国国家偵察局(NRO)が入っていて、目的としては中国、ロシアのアジア部分、中東を含む地球の3分の1の地域を通過する米国のスパイ衛星をコントロールするために機能しているとのこと。バリバリの諜報施設って感じですよね。いくらでもドラマが作れそう。

今回はアメリカのスパイ系ドラマではなく、オーストラリア自身(South Australian Film Corporation制作)の諜報ミステリードラマというところが面白かったです。世界的な中国の脅威というところもありますが、オーストラリアが持つ中国への警戒心と、ドラマのテーマとして取り扱うことでオーストラリア国民に向けて中国へのネガキャンにもなるのでオーストラリアドラマとしての意味もかなり強いと感じます。